ここあです。
これからオウンドメディアを運営していくのに
もっとも大事なのはデータのバックアップ。
というのも、あなたのサイトに
いつどんなトラブルが起こるかなんて分かりません。
例えば、海外から不正ログインされて
WordPressのデータがぐちゃぐちゃに荒らされる。
サイトをカスタマイズしようとphpファイルを触っていたら
突然画面が真っ白になってログインできなくなる。
※私は一度やらかして、かなり焦りました…^^;
などなど、いろんな緊急事態に備えておく必要があるんですね。
なので、バックアップは本当に大事だし、出来るだけ早い段階で
WordPressのバックアップ方法を学んでおく方が
安心してサイト運営をすることができます。
ということで、WordPressのバックアップ方法を
しっかりと学び、あなたのサイトをトラブルから守りましょう。
WordPressのバックアップ方法は…
- サーバーから直接データをダウンロードする方法
- FTPソフトを使ってデータをダウンロードする方法
- WordPressのプラグインを使う方法
など、いろいろあります。
今回は、その中でも特にお手軽な
サーバーから直接データをダウンロードし
バックアップする方法をご紹介致します。
なお、今回、私があなたにご紹介するのは
エックスサーバーから直接WordPressのデータを
ダウンロードする方法です。
エックスサーバーなら、サーバーパネルから
全てのアップロードファイルと、データベースの
バックアップが簡単操作で取れるのでかなりおすすめ^^
エックスサーバーについて詳しくは
こちらにまとめています。
WordPressのバックアップで大事なこと
WordPressのバックアップは
プラグインを使用しても可能です。
しかし、ここであなたに覚えておいて欲しいのは
WordPress上でいくら簡単にバックアップが
できたとしても…
「WordPressにログインできなくなったらどうするんだ?」
ということです。
いくらプラグインでバックアップが取れていても肝心の
WordPressの管理画面にログイン出来なくなったら
それこそバックアップの意味がありません…^^;
だから、WordPressの管理画面にログインせずとも
万が一の時に、データ復旧が確実にできる
バックアップ方法を先に学んでおく必要があるんですね。
また、バックアップデータはあなたのパソコンだけでなく
外付けハードディスク(HDD)やUSBなど
数カ所に分けて保存しておくとさらに安心。
バックアップデータをダウンロードしたら
必ず数カ所に分けて保管しておきましょう。
※パソコンだっていつ壊れるか分かりませんからね…^^;
ファイルとデータベースの違い
WordPressのバックアップデータを確実にとるには…
- アップロードファイル
- データベース
それぞれをバックアップする必要があります。
アップロードファイルに含まれる主なデータは…
- WordPressのデータ(WordPress 4.9.8など)
- WordPressテーマのデータ(STORK、AFFINGER5など)
- 各ページに使用しているアップロードデータ(主に画像)など
これらが含まれています。
また、データベースには…
- 投稿記事・ページに関するデータ
- カテゴリ・タグの設定データ
- ユーザー情報
など
WordPressの管理画面で設定した項目や
あなたが作成した記事の内容などが
各種データとして保管されています。
つまり、WordPress本体やテンプレートのデータと
WordPressの設定に関するデータは
それぞれ別々に保存されているので
これらファイルとデータベースがセットになって初めて
1つのサイトが成り立っているというワケなんですね。
だから、テンプレートを変更しても
あなたがアップロードした記事自体は消えてなくならない
というシステムが成立しています。
なので、データバックアップの際には必ず
- アップロードファイル
- データベース
の両方を常に保管しておく必要があり
データ復旧の際にもこれら
- アップロードファイル
- データベース
が必要になると覚えておいてください。
ただし、FTPソフトが使える場合には
サーバーに直接入って、エラーの出ているファイルだけを
上書きコピーで復旧することも可能です。
とは言うものの…、初めのうちはどのファイルを
どこにコピーすればいいかなんて分からないハズなので
WordPress初心者の場合は
とりあえず丸ごとバックアップをとっておく方が
間違いありません^^
エックスサーバーからファイルをバックアップする方法
それでは実際にエックスサーバーから
各ファイルをダウンロードし
バックアップする方法を順番に解説していきます。
まずは、エックスサーバーのサーバーパネルにログインしましょう。
サーバーパネルにログインしたら
アカウント項目の中にある
バックアップをクリックしてください。
バックアップをクリックすると…
このような画面に切り替わります。
画面一番上のホームディレクトリをダウンロードすることで
サーバーにアップロードされている全てのデータを
まとめてバックアップすることが可能です。
また、ホームディレクトリ以下には
あなたがサーバーに設定した
各ドメインの情報が表示されているので
● 全てのデータをバックアップする時
ホームディレクトリのダウンロードボタンをクリック。
●各ドメインのデータを個別にバックアップする時
各ドメイン名の右にあるダウンロードボタンをクリック。
するなどして、バックアップを取りましょう。
今回は、このサイトのデータのみバックアップしてみます。
なので、このサイトのドメイン名の横にある
ダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードボタンをクリックすると
以下、画面が切り替わり
データダウンロードのポップアップ画面が開くので
OKをクリックし、ダウンロードを開始します。
※画像はMacの表示画面です。
バックアップデータのダウンロードは
あなたのサーバーにあるファイル容量によって
ダウンロード時間が異なります。
ダウンロードをクリックしたら
しばらくダウンロードが完了するまで
お茶でも飲んでのんびりしましょう^^
データ保存の際には、必ずあなたが分かりやすい
任意の場所を指定してダウンロードしてください。
※私は無難にダウンロードフォルダを指定しました。
ダウンロードが完了すると
先ほどあなたが指定した任意の場所に
データが保存されているので
必ずダウンロードデータを確認し
保存場所を決めてしっかり保管するようにしてください。
ファイルのバックアップに関しては以上です。
エックスサーバーからデータベースをバックアップする方法
続いて、データベースのバックアップです。
それでは再び、エックスサーバーの
サーバーパネルに移動しましょう。
WordPressのデータベースは
MySQLというデータベースが使用されています。
サーバーパネルに移動したら、今度は
データベースの項目にある
MySQLバックアップをクリックしましょう。
MySQLバックアップをクリックすると
以下のようなデータベース一覧が表示されますので
※データベースの数はドメインの設定数により異なります。
手動バックアップのタブをクリックして表示画面を切り替えます。
画面を切り替えると、このように
MySQLのバックアップデータを個別に
エクスポート(ファイル出力)できるようになっているので
必要なデータを個別に1つずつエクスポートしましょう。
データをエクスポートする時は
- 圧縮形式:gz形式にチェック
- エクスポート実行をクリック
①、②の手順で、進めてください。
データベースはそれほど容量が重くはありませんが
何事も「塵も積もれば山」となるので
エクスポート実行の際には、必ずgz形式にチェックを入れて
データを圧縮して書き出しましょう。
エクスポート実行をクリックすると
先ほどのファイル同様、ポップアップウインドウが開くので
ファイルを保存をクリックしてください。
※画像はMacの画面です。
以上がデータベースのダウンロード方法です。
すごく簡単ですよね^^
バックアップデータは必ずまとめて保管しよう!
せっかくWordPressのバックアップデータを取ったのに
肝心のデータ管理がずさんではバックアップを取った
意味がなくなってしまいます…^^;
なので、バックアップファイルをダウンロードしたら必ず
- 分かりやすいフォルダ名で
- 分かりやすい場所に保管して
データ管理を徹底するよう心がけましょう。
データ管理で一番分かりやすいのは…
フォルダにバックアップした日付を付けて
ファイルとデータベースのデータを一緒に格納する方法です。
私の場合であれば…
このように、バックアップした日付をフォルダに入力し
フォルダの中身は
- ドメイン名のフォルダ
- ファイルのデータ
- データベースのデータ
という具合に、1つにまとめて管理しています。
バックアップデータは万が一のトラブルがあった時の
保険としてしか使わないため、それほど頻繁に
中身を確認するようなものではありません。
だからこそ「いざ!」という時に
- 「バックアップデータどこだっけ?」
- 「最新のバックアップデータはこれだったかな?」
なんて、迷ってしまうようでは意味がないし
逆に、そんなトラブルは決まって忘れた頃にやってくるので
3ヶ月後、半年後、1年後に見ても必ず分かるように
しておかなければなりません^^;
※1年前のバックアップデータではバックアップの意味がないです(笑)
だから、バックアップデータが
簡単に取れるからと言って気を抜くのではなく
いつトラブルが起こっても
しっかりとあなた自身で対処できるように
データの保管を確実にしておくことも大切です。
むしろ、企業内でオウンドメディアを
チームで運営している場合は
なおさらバックアップのルールを決めておかないと
万が一データトラブルがあった時に
オウンドメディアの復元が不可能になるどころか
データ管理者の責任は確実に問われるし
オウンドメディア運営チームの立場が弱くなるだけではなく
万が一、あなたがデータ管理の責任者だった場合は
あなたの立場すら危うくなり兼ねません。
だからこそ、データ管理は慎重にかつ
確実に管理しておく必要があります。
個人で所有するオウンドメディアのデータ管理が
しっかりできれば、仮に会社でオウンドメディアを
運営することになっても
そんなデータ管理のノウハウが必ず会社でも役立ちます。
なので、今回はWordPressのベースデータとなる
- WordPress本体などのファイル
- データベース
それぞれのバックアップ方法をご紹介しましたが
単純にバックアップの方法だけではなく
- バックアップの大切さ
- データ管理の重要性
なども同時にご理解いただけると嬉しいです。
WordPressの全データを丸ごとバックアップする方法まとめ
今回はオウンドメディアを
WordPressで運営しているあなた
オウンドメディアの運営を始めたばかりのあなたに
エックスサーバーから簡単にデータをダウンロードし
WordPressのデータを丸ごとバックアップする方法を
ご紹介しました。
WordPressはセキュリティ面や機能の向上と共に
定期的にアップデートされ続けており
それに伴い、各プラグインや
WordPressテーマのアップデートも行われます。
もちろん、アップデートの時に
何も問題ないのがベストですが、場合によっては
WordPressがアップデートされたことにより
テンプレートに不具合が起こり、一部の機能が
動かなくなるなんてこともあるワケなんですね。
なので、バックアップは基本的に…
- WordPress本体をアップデートする前
- WordPressテーマをアップデートする前
- プラグインをアップデートする前
など
各テンプレートやプラグインのアップデート時にも
不具合が起こる可能性があるので
出来るだけこまめにバックアップをとって
管理していく方が望ましいです。
バックアップの作業はいくら簡単とはいえ
ついつい面倒臭くなって、疎かになりがちに
なってしまいますが…
いつも予期せぬ時、忘れた頃に
突然やってくるのがトラブルです。
そんな時に、オロオロと復旧方法をネットで探し
復旧作業をする方が、無駄に時間がかかってしまうし
その時の精神的なダメージは相当なもの^^;
なので、ブログアフィリエイトなどで
特に収益化を考えるのであれば、なおさら
データのバックアップは重要になります。
正直、オウンドメディアをあなた個人で運営している以上
あなたのサイトを守れるのはあなただけなのです。
だから、まずは一番簡単なバックアップ方法として
エックスサーバーからダウンロードする方法を学び
オウンドメディアの運営に慣れてきたら、続いて
FTPソフトの使い方を勉強したり、プラグインから
バックアップする方法なども導入しながら
二重三重とあなたのオウンドメディアを守る術を
身につけていってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!