ここあです。
これまでは…
それぞれについて詳しく解説してきました。
ひとまずWordPressのインストールまで終わったら
「私のオウンドメディアはできたも同然!」と
あなたはWordPressのテーマを
すぐにインストールしてデザインを整えたり
記事を投稿したくなるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
WordPressにはまだまだ
あなたがやるべき初期設定が残っています^^
だから、今回は…
WordPressのインストール直後に必ずやって欲しい
3つの初期設定をあなたにご説明致します。
※サイトのSSL化の後で大丈夫です。
WordPressの常時SSL化がまだの場合はこちらから…
WordPressの常時SSL化はインストール直後にすると超簡単!その理由と方法も解説
WordPressインストール後にやるべき3つの初期設定
WordPressのインストールができたら
あなたに必ずやって欲しい初期設定は以下の3つです。
- ユーザー設定
- パーマリンク設定
- サイト名とキャッチフレーズの設定
これら3つの初期設定は…
それほど手間や時間がかかるものではありませんが
あなたにとっては、かなり重要な設定となります。
だから、確実に設定してくださいね。
順番に説明していきます。
1)ニックネームを設定してユーザーIDを隠す
WordPressをインストールし
あなたのオウンドメディアをSSL化したら
次にやるべきことは、ニックネームの変更です。
というのも…
WordPressをインストールした直後というのは
あなたが登録したログイン時のID(ユーザー名)が
公開される状態になっています。
つまり、それはセキュリティ面において
非常にリスクが高く危険です。
なぜ、危険かと言うと…
ユーザー名はWordPressの拡張機能であるプラグインや
WordPressテーマのデフォルト機能として装備されている
- あなたのプロフィール
- この記事を書いた人
といった
それぞれの便利な機能を使用することで
あなたのユーザー名がサイト上に公開されることになります。
また、あなたが他のWebサイトを訪問し
気に入った記事に対し、コメントを残す場合も
コメント欄に、そのコメントを入力した人ということで
あなたのユーザー名が表示されます。
だから、あなたのログインIDである
ユーザー名を変更しておかなければ
このようにいろんな場所であなたの登録IDが
公開されることになり危険というワケなんですね。
いくら推測されにくいパスワードを設定したところで
ログインIDを当たり前のように公開しておくことは
あなたにとっては何のメリットもありません…^^;
つまり、あなたの登録IDを守るという意味でも
ユーザー名の変更はかなり重要です。
ユーザー名の変更は
- webサイト上で公開されるニックネームを決める
- ニックネームをユーザー名として公開する
これらたったの2ステップだけです。
ということで…
ユーザー名の変更作業を進めていきましょう。
ユーザー名の変更はプロフィール設定から行います。
まずは、ダッシュボードメニューから
ユーザー → あなたのプロフィールをクリックしましょう。
あなたのプロフィールをクリックすると…
プロフィール設定画面が開きますので
あなたがWebサイト上で表示しても良い
ニックネームを決めて、上記
ニックネーム(必須)のテキストボックスに入力してください。
今、あなたのwebサイトで公開される表示名は
以下のようにブログ上の表示名に表示されている
初期登録時のID名(ぼかしの部分)になっています。
ですが、ニックネーム(必須)のテキストボックスに
あなたのニックネームを入力することで…
そのすぐ下にある
ブログ上の表示名を選択できるようにになります。
ブログ上の表示名をあなたが設定したニックネームに
変更すれば、今後いかなる場合においても
あなたのユーザーIDが公開されることはなくなります。
たったこれだけの作業ではありますが
先にもお伝えした通り、あなたのオウンドメディアの
セキュリティ面においては非常に重要な作業であり
これらの設定を行うことで、あなたのサイトを
セキュリティ面で簡単に強化することができます。
ニックネームの変更はプロフィール設定から
いつでも何回でも行えますので
とりあえずユーザーIDを隠すという意味でも
暫定的なニックネームを設定し
ユーザーIDが公開されないようにだけ
気を付けてくださいね^^
2)パーマリンクの設定する
ユーザーIDの変更に続いて
あなたがやるべきことは、パーマリンクの設定です。
パーマリンクとは?
パーマリンクとはWebページの中の
個別のコンテンツに対して設けられたURLのことです。
簡単に言うと、そのページのURL(サイト全体ではなく1ページのURL)。
パーマリンクのパーマとは…
英語のPermanentの略で
- 永続する
- 不変の
という意味を表しています。
つまり、パーマリンクは…
永続・不変のURLであるということが
一番望ましいURLになります。
もしも、このパーマリンクを変更してしまうと
- 外部サイトからのリンクが切れて無効になる
- 内部リンクが切れて無効になる
- 検索エンジンに表示された、検索結果のリンクが無効になる
という不具合が起こり
せっかくSNSでシェアしてもらった記事が
リンク切れにより見てもらうことができなくなったり
検索キーワードで引っかかった記事が
リンク切れで見てもらえないという
最悪の事態すら起こってしまいます…^^;
つまり、SEO的に見るとパーマリンクの変更は
非常にリスクが高く、メリットが全くないんですね。
なので、パーマリンクは初めにしっかりと設定をして
後からは絶対に変更しないというのが
オウンドメディアの運営においては鉄則となります。
今回は、その中でも比較的SEOに強く
後からあなたが困らない
パーマリンクの初期設定の方法をご説明致します。
パーマリンクの設定方法
それでは早速、パーマリンクの設定を行いましょう。
まずはダッシュボードメニューから
設定 → パーマリンク設定をクリックします。
パーマリンク設定を開いたら
以下のように、投稿名にチェックを入れましょう。
パーマリンクの設定はいろいろありますが
WebサイトのURLとしては…
ドメイン名/投稿名のURLが一番シンプルで管理しやすいです。
仮にパーマリンクの設定を
ドメイン名/カテゴリー名/投稿名にしてしまうと
後からカテゴリーを変更したくなっても
カテゴリー名の変更ができなくなるし
強引にカテゴリー名を変更すると…
もちろん、リンク切れを起こしてしまいます^^;
なので、ドメイン名/投稿名という
パーマリンクにさえしておけば、後からカテゴリー名を
変更してもパーマリンクには全く影響が出せません。
また、基本的に投稿名部分のURLを
変えるということは絶対にありませんので
このようなドメイン名/投稿名というURLになる
パーマリンクに設定しておく方が
一番シンプルでSEO的にも安心です。
最後に、画面下の変更を保存をクリックし
設定の保存を忘れないように気を付けてくださいね^^
パーマリンクを編集する方法
こちらの作業は今すぐ行う必要はありませんが
簡単にパーマリンクを編集する方法を
ご紹介しておきます。
固定ページや投稿ページを新規で作成し
ページタイトルを入力し、一旦下書きとして
新規ページを保存すると…
以下のように、パーマリンクの部分に
ページタイトルと同じ日本語タイトルが自動で入力されます。
このままだと、パーマリンクの日本語表記が
TwitterやFacebookなどのSNSにシェアした場合
以下のように日本語の部分が
意味不明の文字列に変換されてしまいます…^^;
なので、パーマリンクは必ず英数字の文字列に
変換しておく必要があるんですね。
パーマリンクを編集する場合は
パーマリンク右にある編集ボタンをクリックすると…
このようにパーマリンクの文字を
打ち変えることができるようになるので
- 記事の内容に関する単語を半角英数字で入力
- OKボタンをクリック
と、①、②の順で作業をすれば…
パーマリンクを変更することができます。
ただし、パーマリンクの入力で1つだけ
あなたに覚えておいて欲しいことは…
あなたのWebサイトの各ページも
世界に1つだけのURLでなくてはならないということです。
つまり、例えパーマリンクであっても
同じパーマリンク名は使うことができないので
パーマリンク編集の際には…
必ずどんな投稿名を入力したかをメモするなどして
パーマリンクを含めた記事のURLが
重複しないように気を付けてください。
パーマリンクという単語自体が聞き慣れなくて
何となく難しいイメージを持たれたかもしれませんが
作業としては、非常にシンプルで簡単です。
パーマリンクの入力も
オウンドメディアの運営に慣れてくると
無意識でできるようになりますので
URLの重複だけしないように
慎重に作業を行ってくださいね^^
3)サイトタイトルとキャッチフレーズの設定
3つ目の初期設定は…
あなたのオウンドメディアの顔とも言うべき
サイトタイトルの設定です。
サイト名はWordPressをインストールする時に
既にあなたが入力していますが…
「とりあえずこれでいいや…」と
適当に決めてしまった場合は、以下の点に
気を付けながらサイトタイトルを決めてください^^
サイト名は愛着の湧く覚えやすいタイトルを
サイト名は正直なんでもいいです(笑)
もちろん、サイトタイトルには
見出しで一番重要なh1タグが付くので
当然SEOを意識したキーワードを含めるのが理想的です。
しかし、今の時代は、サイト名がどうこうというより
記事1つ1つのコンテンツの内容がGoogleに評価されており
必ずしもサイトタイトルとコンテンツの中身が
一致していなければならないか?と言われると
そうではありません。
むしろ、サイト名だけを必死に考えて
どれだけ人が集まりそうなサイトタイトルを付けたとしても
肝心のコンテンツという中身が伴っていなければ
Googleどころかユーザーにも評価されず
SEOで検索上位に上がることすらなくなります。
ならば、あなたがこれから時間をかけて運営する
オウンドメディアであるからこそ…
- あなたに愛着が湧くサイトタイトル
- ユーザーが覚えやすいサイト名
にするべきだと私は思います。
サイト名が覚えやすく、コンテンツの中身が伴っていれば
サイト訪問者であるユーザーも
きっとあなたのサイトをお気に入り登録し
何度も足を運んでくれるようになるはずです。
なので、一長一短ではありますがサイト名を決める時は
以下の2点…
- 狙ったターゲットキーワードを含めたタイトル
- キーワードを無視した覚えられやすいタイトル
どちらかを基準にすると考えやすいです。
❶の場合は…
狙ったターゲットキーワードが入っているので
ブログが成長するに連れて、狙ったキーワードで
表示されやすくなる可能性があります。
しかし、その反面、サイトの方向性を変えにくく
ブログ名の個性も減ってしまうため、ブログ名の指名検索による
アクセスの増加が期待できないというデメリットもあります。
❷の場合は…
ターゲットキーワードを含まないタイトルなので
メインキーワードで表示される可能性は低くなります。
代わりに、ブログ名が覚えやすいため
ブログ名の指名検索によるアクセス増加が
期待できるというメリットがあります。
いずれにしても、大事なのはコンテンツ。
オウンドメディア全体の中身が全てです。
だから、あまりサイトタイトルに
無理矢理キーワードを入れるという小細工などはせず
シンプルに、ユーザーに覚えてもらいやすい
愛着の湧くサイト名を付けることを私はおすすめします^^
サイトタイトルとキャッチフレーズの変更方法
サイトタイトルとキャッチフレーズの変更は…
ダッシュボードメニューから
設定 → 一般をクリックすると一般設定画面が開きます。
一般設定が開いたら…
- サイトタイトルを入力
- キャッチフレーズは削除
このように設定しましょう。
キャッチフレーズをなぜ空欄にするかと言うと…
基本的にキャッチフレーズのテキストは検索エンジンの
メタディスクリプション(赤枠の部分)として扱われます。
しかし、これからあなたが使用する
WordPressのテンプレートによっては…
このキャッチフレーズに入力したテキストが
- タイトルタグで囲われる
- 見出しタグ(h2タグ)で囲われる
といった
SEO上好ましくない設定になっているものもあります^^;
だから、メタディスクリプションと
h2タグを同時に使用することで
SEO上は不利になることはあっても
有利になるケースはまずありません。
ということで、キャッチフレーズは
とりあえず空白にしておく方が安全です。
もちろん、メタディスクリプションとなる
キャッチフレーズは後からインストールする
WordPressのテーマ側で個別に設定できるので
ここではひとまず、WordPress本体の
キャッチフレーズは削除しておく方がSEO上は安心
と考えてもらえればそれでOKです。
設定が変更できたら、変更を保存をクリックして
必ず設定を保存してくださいね^^
WordPressその他の初期設定(任意)
ここからは任意の初期設定になります。
一応、おまけとして付けておきますね^^
パスワードの再設定をする
WordPressは若干セキュリティ面に甘く
しっかりとしたセキュリティ対策をしておく必要があります。
しかし、WordPressにはセキュリティを強化する
プラグイン(拡張機能)もたくさんあるので
それらを導入し対策しておけば、ほとんど問題ありません。
※プラグインに関しては別の記事で紹介しています。
ただ、いくらセキュリティが強化できる
プラグインがあるとは言え
セキュリティ強化のプラグンだけに頼らず
万が一でも破られにくい複雑なパスワードを
設定しておくことも非常に大事です。
あなたが決めたパスワードは破られないと
絶対的な自信があるという場合は構いませんが
少しでもパスワードに不安があるという場合は
WordPress側でパスワードの生成が可能です。
もしもWordPressのパスワード生成機能を使って
パスワードの強化および、再設定をしたい場合は
以下、紹介する設定を参考にしてみてくださいね。
パスワードの再設定はユーザー項目にある
あなたのプロフィールから行います。
まずはダッシュボードメニューから
ユーザー → あなたのプロフィールをクリックしましょう。
プロフィール設定画面に入ったら
画面下にあるアカウント管理の項目に
新しいパスワードを作成するための
パスワードを生成するというボタンがあります。
ここをクリックすると…
以下のような複雑なパスワードを作ることができます。
ここまで複雑なパスワードなら安心ですよね^^
絶対に覚えられそうにもありませんが…(笑)
ということで、パスワードに自信のないあなたは
この便利な機能を使って
パスワードを生成してみてはいかがでしょうか?^^
なお、パスワードの生成機能を使う使わないに関わらず
以下、新しいパスワードの部分に
- 新たなパスワードを入力
- プロフィールを更新をクリック
することで、パスワードを再設定することができます。
もしも「やっぱりパスワード変えたい!」と思った場合は
これらの手順を踏んで、再設定してくださいね^^
コメント欄を非表示にする
こちらも任意の初期設定になります。
私はすでに閉じていますが…
「コメント欄にいちいち返事書くのも面倒だなぁ」と
思う方もいるかもしれません。
もちろん、コメントのやりとりを通じて
あなたのサイト訪問者であるユーザーさんと
コミュニケーションをとることもすごく大事です。
ただ、私の場合は特に、ユーザーさんからの質問などは
全てお問い合わせフォームからもらうようにしているので
あえてコメント欄は閉じているというワケなんですね。
なので、もしもあなたが
「コメント欄はいらない!」と思った場合は
以下の設定を行ってくださいね。
コメント欄を非表示にする場合は…
ダッシュボードメニューの
設定 → ディスカッションをクリックします。
ディスカッション設定の画面に入ると一番上に
投稿のデフォルト設定という項目があります。
ここにある3つのチェックボタンを
以下のように全て外せば、コメント欄を非表示にすることができます。
設定を変更したら、画面一番下の変更を保存をクリックし
設定を保存してくださいね。
WordPressの必須初期設定まとめ
WordPressをインストールしたら、まず最初に
必ずやっておきたい初期設定を3つほど説明致しました。
最初は全然使い勝手も分からず
いろいろと戸惑うかもしれませんが…
こうして少しずつ設定していくうちに
WordPressにもすぐに慣れてくると思います。
今回あなたがお伝えしたのはWordPressの初期設定。
これ以外にもプラグイン(拡張機能)の導入や
テンプレートのインストール作業
デザインを整えたりとまだまだ作業は続きますが…
1つずつ焦ることなく確実に
あなたのオウンドメディアである
Webサイトの構築作業を進めて行ってくださいね。
ここまで出来たら、次は
WordPressのプラグイン(拡張機能)の導入作業になります。
WordPressのプラグインは
- インストールするだけのもの
- 設定が必要なもの
それぞれありますが、どのプラグインを設定するにせよ
ほとんど、こうやって設定するべきという
お手本のような設定を書いた記事が
いろいろアップされていますので
特に不安を感じることなく
あなたが必要と思ったプラグインを
導入することも全然余裕でできると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!