ここあです。
僕はこれまでグラフィックデザイナーとして
20年間、広告業界で働いてきました。
そんな今の僕は、会社を辞めて
デザインコンサルタントとして
のんびり家で仕事をしています。
なぜ、デザインコンサルタントの僕が
のんびり仕事をしているのか?
不思議に思われる方もいるかもしれませんね…。
その理由はこの記事を最後まで読めば
全て分かるように解説してあります。
なので、今、会社勤めをしていて
- 身も心も疲弊しているデザイナーのあなた
- 制作プロダクションを辞めたいと思っているあなた
さらに、これからデザイン業界を
目指そうとしているあなたは
ぜひ参考にしてみてください。
グラフィックデザイナーの仕事とは?
そもそもグラフィックデザイナーと聞いて
あなたは何を想像しますか?
僕が毎回、驚くことは…
こんな感じで…
グラフィックデザイナー = コンピューターグラフィックス
つまり、CGを想像される方が非常に多いんです…。
なので、最近は「デザイナーしてます」
としか言わなくなりました(笑)
グラフィックデザイナーの仕事というのは…
平面の商業デザインをする仕事。
例えば…
- 広告(新聞広告・雑誌広告・インターネット広告・看板・求人広告)
- チラシ・フライヤー、ポスター
- パンフレット、会社案内、学校案内
- カタログ、取り扱い説明書
- 名刺、DM、ショップカード
- 企業ロゴ、商品ロゴ
- パッケージ、店頭POP
- CDジャケット、盤面
- のぼり、バナー、タペストリー など
ありとあらゆるものがデザインできます。
ある意味、グラフィックデザイナーとしての経験を積めば
これら全てがデザインできるようになり
個人のスキルとしてはかなり強力な武器になります。
そういう意味でグラフィックデザイナーは
デザイン職の中では仕事の幅も広く、活躍の場が大きいので
転職なども非常にしやすいです。
私はこれまで同じデザイン業界の中で
8社転職し、それなりの経験を積んできました。
まぁ、2、3年に一度は会社を変わってたということです…
しかし、こんな僕もただ経験を積みたいがために
転職を繰り返したのではなく
会社を辞めるたびに、何度もデザイン業界から
足を洗おうとしました(笑)
まぁ、それだけ労働環境が過酷で
本当にデザインが好きな人にしか続けられない仕事です。
なので僕の場合は特に、定期的に会社を辞めて
就活中の休息時間を取らないと精神的にキツく
仕事を続けるモチベーションを維持できなかったから
転職を繰り返したというのもあります…
1年分の休みをどこかでまとめて取っておかないと
人生損している気になってましたし…
デザイナーとして長期休暇が取れるのは
会社を辞めた時ぐらいですからね…
また、いくらデザインが好きだからと言っても
仕事となるとデザインの善し悪しは
全てクライアントの判断に委ねられます。
なので、クライアントの要望を聞いていると
どれだけクライアントやエンドユーザーのことを考え提案しても
クライアントはデザインの素人なので、
自分が必死で提案したデザインが通らず
デザインの仕事が嫌いになってしまう場合もあるんですね。
しかも、デザインの修正というのは、
ほんと毎回「先に言えよ!」と文句を言いたくなるような
理不尽な要求が多く(もちろん言いませんけどね…)
かなりイライラする精神的ストレスを抱えながら
仕事と向き合わなければなりません。
そんなデザイン業界で
朝から晩まで1日中会社に缶詰状態で
パソコンと向き合う日々を過ごしていると…
「こんな理不尽な仕事もう辞めたい!」と
嫌でも思うようになります…(笑)
デザインを辞めたいと思う理由は人それぞれ
仕事を辞めたいと思う理由はデザイン業界に限らず
どこの業界でもおそらく同じ…。
会社を辞めたい理由としては…
- 待遇面
- 仕事面
- 人間関係(社内外共に…)
- ワークライフバランス
これら4つのどれかに当てはまるハズです。
デザイナーの給与待遇はかなり悲惨
僕がデザイン業界に入ったのはバブル崩壊直後。
その影響がかなり大きく、各企業(クライアント)は
広告予算の削減に躍起でした。
なので、僕が携わった案件はほとんど
制作費の安いものばかり…
挙げ句の果てには、知恵を振り絞り
がんばって納品した案件だったにも関わらず
面接時にそれらの作品を持っていくと
採用担当に鼻で笑われる始末。
「広告予算がなかったので…」とプレゼンすると
「そりゃ、そうだわな…」と冷たい反応。
※ヒドくない?(笑)
会社の売り上げが伸びなければ
給料が上がるはずもなく
夏・冬のボーナスは毎年カット。
そのおかげで、ボーナス払いを含めたローンなんて
怖くて組むことができませんでした…
朝9時に出勤して帰りは終電の毎日。
月収30万もらえたとしても決して多くはありません。
時給換算するとヒドいもんです。
朝から終電まで昼休みを除いて1日13時間が週5日
65時間 × 20日で計算すると勤務時間は1,300時間
30万円を1,300時間で割ると230円…
どうですか、これ!(笑)
だから、グラフィックデザイナーの現実は
プライベートの時間がない上に、給料が全く割に合わない
本当に悲惨な仕事としか言いようがありません…
なので、僕は転職するたびに…
- 土日・休日出勤なし
- 徹夜なし
- 残業時間短め
という、できるだけ労働条件の良い会社
ガッツリ希望月収もつり上げて
それでも採用してくれる会社を探しました
20代の頃はさすがに若さが武器になったこともあり
転職するたびに確実に給料は上がりました。
若いってほんと素晴らしい!
なので、若いうちにどんどん経験を積んでおきましょう。
イマドキ1社で長く働くのはナンセンス。
ほんと時代遅れになるだけです…。マジで…
転職を繰り返し、いろんな会社のやり方を学ぶ方が
確実に成長が早くなります。
もちろん、そのためには給料に見合うだけの
スキルを身につけることが必要です。
スキルを偽って就職すると使用期間で切られますからね…
※僕はそんな経験ありませんが…(笑)
しかし、給料が上がるとそれに見合うだけの
仕事をしなければというプレッシャーにもなったので
僕にとっては、それが良い意味で刺激になりました。
デザイナーは努力さえすれば活躍できる
デザイナーはもちろん仕事面で辛い
辞めたいと思う人はたくさんいるはず。
僕は正直、毎日そう思ってましたからね…。
ただ僕の場合は極力苦手なこと
キツい仕事はしたくなかったので
転職の際にはかなり慎重に会社を選びました。
しかし、例えやりたい仕事ができる会社に入社できても
クライアントや上司から無理難題を押し付けられ
何度もやり直しをくらっていると、次第に…
「自分はデザイナーには向いてないのかも…」と
思うようになってきます。
僕は元々、自分にデザインの才能があるとは
思っていなかったので
そんなことを常に思いながら仕事をしていました。
それでもグラフィックデザイナーの良いところは
あくまでも商業デザインとして
クライアントの要望を満たす事がメインとなるため
才能は一切関係ないということ。※センスは必要。
クライアントの要望を満たすための
- ヒアリング力
- プレゼン力
- 凄まじい努力(笑)
これら3つの力が備われば、デザイナーとしては
とりあえず食べていくことができるようになります。
商業デザインをするグラフィックデザイナーに才能は不要。
努力すればいくらでも伸びますし、十分食べていけます。
※もらえる給料には限界があります。
また、多少デザインが上手くなくても…
クライアントと良好な関係が築ける
コミュニケーション能力さえ持っていれば
クライアントにはかなり可愛がってもらえます。
デザイナーのキャラクターは非常に大事。
僕はクライアントと良好な関係を築けたことで
非常に可愛がってもらい、仕事も増えて会社に貢献できました。
なので、広告代理店の人に始末書を書かせるような
鬼のようなミスをしても(笑)
仕事がなくなることはありませんでした。
だから、仕事面で悩んでいる場合は…
- デザインの仕事がしたくないのか?続けたいのか?
- デザイン業務全般で上手くいかないのか?
- 特定の案件だけ上手くいかないのか?
- 今している仕事の何割のデザインをしたくないのか?
など、いろいろと掘り下げていく必要があります。
そもそも、今の会社でしているデザイン業務が
100%したくないクライアントの仕事であれば
さっさと会社を辞めて、もっとやりたい
デザインの仕事を探す方が良いに決まってます(笑)
あまりにダメ出しをくらいすぎると
「デザインは向いてないかも…」と
悲観的になるかもしれませんが
おそらくそれは、デザインの向き不向きではなく
クライアントとの相性が悪いだけです。
だから、あなたが得意とするデザインの
- ジャンル
- トーン
などが合わないクライアントの仕事が多い場合は
得意な分野の業界や、自分に合ったトーンのデザインができる
クライアントを持っている会社に転職することも
視野に入れる方がいいかもしれません。
人間関係で悩んだらさっさと辞めよう!
デザイン業界で一番大事なのは人間関係。
僕は面接で「何を重視しますか?」と聞かれたら
間違いなく「人間関係!」と即答します。
なぜなら、朝から終電まで
ほぼ丸1日同じ会社のメンバーと過ごすのに
人間関係が悪かったら最悪だからです…
なので…
- 人間関係が悪い
- 会社の雰囲気が悪い
- 居心地が悪い
と感じたら、すぐに会社を辞めましょう。
この判断はできれば就職した
使用期間中に判断するのがベストです。
その理由は、あれやこれやと仕事を任される前に
会社を辞める方が辞めやすいから…
ただし!求人票に「風通しが良い」と
書いてある会社は気をつけましょう!
こう見ると、一見居心地が良さそうで
楽しい職場と勘違いしてしまいます。
しかし、実際は…
一人だけ先に帰れない空気がすごい会社
ということなんですね。
さらに、そんな会社は社長にも意見しやすい分
逆にトップダウンの仕事も多いので注意が必要。
社長の命令は絶対なので、正直かなりキツいです。
人間関係は良いに越したことありませんが
あくまでも会社で働く以上は
仕事として割り切りましょう。
会社は仲良しクラブではありません。
まるでサークルのごとく、なぁなぁの会社は
非常に帰りにくく超危険…。
それなら、多少会社の空気がピリっとしてても
人間関係がドライな方が帰りやすく働きやすいです。
居心地がよく社員同士の仲が良い会社ほど帰りにくく
徹夜が多かったという経験が僕にはあります。
少し話しがそれますが…
面接時は、企業側も良いことしか言おうとしないので
面接を受けるタイミングは夜20時とか
21時をあえて指定してみてください。
というのも、20時に面接に行って
21時まで話すと仮定した場合に、帰りの21時に
社員全員が残っているような会社はヤバいからです。
企業側は「今日はたまたま忙しくてみんな残ってるけど…」
と言うかもしれませんが、それは嘘…
あとは、社員の風貌。
社員全員が部屋着のような格好でヒゲもそらず
身だしなみが整っていない会社もかなり危険。
※徹夜が多いということですね…
無駄にでかいソファーのある会社も気を付けましょう!
※確実にベッド代わりとして使われています。
長時間勤務の業界だからこそ
勤務先の人間関係は非常に重要なので
面接時は採用担当を見るだけでなく
他の社員の様子や社内環境も
できるだけしっかりと見るようにしてください。
そもそも、面接に行って、採用担当と
そりが合わなさそうと思ったら
その会社に入社するのは止めた方がいいです。
なぜなら、採用担当自身があなたの上司になる可能性が
かなり高いですからね…
僕が面接に行った時、チャラチャラした金髪野郎が
「ディレクターです」と出てきた時は
速攻、辞退のメールを送りました…(笑)
本当に仕事ができる優秀なデザイナーほど見た目は普通。
むしろ、ものすごくスタイリッシュでスマート。
実際、見掛け倒しのデザイナーほど、スキルが低いので気を付けましょう。
※もちろん、ちゃんと仕事ができる人もいます。あくまでも目安です。
今、人間関係で悩んでいるなら
遅かれ早かれ会社を辞めることになるはずなので
何も考えず他の会社に転職することを考えましょう。
正直、悩むだけ時間の無駄です。
デザイナーは絶対にワークライフバランスは取れない
デザイン業界でワークライフバランスを求めるのは
非常に難しいです…。
僕は20年デザイン業界で働きましたが
どれだけ早く帰れても20時が限界。
定時上がりができるのは、会社の忘年会などのイベントの時だけ。
20時だったら早いと思うかもしれませんが
帰宅が20時ではなく、退社が20時ですからね…
家に着いたら21時を回ります…
※通勤に1時間かかったので…
それが毎日続くならまだ幸せ。あくまでも早い日で…なので
ほんとそんな生活を続けていると、体調はどんどん悪くなるし
週末はどこにも行きたくなくなります。
とにかく「しんどいから寝かせて!」という状態で
ヒドい時は目が覚めたら外は真っ暗。
明け方なのか、夜なのかすら分からない…
夕方に目が覚めて休みの日を無駄にすることも多く
精神的に疲弊してくると、ビックリするぐらい
無気力になって何事にも無関心になりました。
なので、起きれない、何にもやる気が起きない
状態のあなたは、かなり危険です…
まぁ、軽い鬱状態ということ…
僕の場合は突発性難聴に罹り、救急車で運ばれ病院に行ったら
「あ〜、原因は極度のストレスですね…」と
医者に言われたので…
「極度のストレス?何やねんそれ?!」と怖くなり
すぐに退職願いを提出しました…(笑)
※仕事よりも自分の体の方が大事だからです。
僕の場合はどうしても制作プロダクションに勤務していると
ワークライフバランスを取ることができなかったので
それならフリーになるしかないと思い、独立しました。
デザインを辞めたいのか?会社を辞めたいだけなのか?
僕は20年何とかデザインの制作プロダクションに勤めましたが
毎回、会社を辞めるたびにデザイン業界から
足を洗おうと思ったのは前述した通りです。
しかし、それにも関わらず、どうして20年も続いたのか?
結局はデザインの仕事が好きだったからなんですね。
会社を辞めて転職サイトを見ても…
- 他にやってみたい仕事が見つからない
- 他の制作プロダクションならもっと楽しいかも
なんて考え
結局はデザインの制作プロダクションを転々としました。
なので、もしも
- 「デザインを辞めたい!」
- 「制作会社を辞めたい!」
と思っているなら…
まずはあなたがデザインが好きか嫌いか?
もうデザインをやりたくないのか?続けたいのか?
そこを考えてみてください。
「もうデザインなんてやりたくない!」と
デザインの制作意欲が完全に無くなっているなら
迷わず異業種に転職しましょう。
その方が絶対に幸せになれます。
逆に、今の勤務先の仕事が合わない。
人間関係が耐えられない。
デザインは続けたいけど…と思うなら
もっと他に条件の良い会社を探すか
フリーランスの道を選ぶか2つに1つです。
僕は制作プロダクションを変えれば
違うデザインもできるし、成長もできる。
人間関係にも恵まれるのでは?と考えて
8回ほど転職しましたが…
正直、どこの会社に行っても同じでした。
もちろん、仕事も違えばいろんなデザインもできたし
人間関係の楽しい会社も確かにありました。
それでも給料は安いし、帰れないし…
僕が理想とする社内体制を築ける会社は
どこにもありませんでした。
社内の体制を整えようと社長にいろいろ提案しても
人件費という固定費の壁が、そう簡単には崩せなかったんですね。
経営者としては、当然、無駄な人件費を払う余裕はないので
社内体制を整備してから、売り上げを上げる!なんて
先行投資あり気の考え方は通用しません。
また、デザイン業界自体が利益を確保するのは
非常に難しくなってきているため
正直、これから先の見通しもかなり暗いです。
儲かっている会社はほんのごく一部で
どこもしのぎを削ってかろうじて
生きながらえているのが現状。
それにも関わらず、経営者だけは
ガッポリ給料をもらっているという
理不尽な給与体系。
知り合いに「こんな理不尽無いわ〜」って相談したら
「社長の会社なんだから仕方ないやろ」
「嫌なら、自分が社長になれば?」って…
はい。ごもっともです…(笑)
だから僕は見通しの暗いデザイン業界で
制作プロダクションの一員として私生活を犠牲にしてまで
働く価値はないと判断したため
自分の力で稼ぐ方法を身につけようと
模索することにしたのです。
デザイナーが転職するためのコツ
僕はデザイナーとしての転職経験が8回ほどありますが
なぜ、そんなに会社を変わることが出来たのか?
デザイナーが転職する時に必要なのがポートフォリオ。
いわゆる制作実績となる作品集です。
しかし、制作プロダクションに在籍している以上
仕事内容は偏るし、僕の場合は特に関西なので
ホワイトスペースを活かした
オシャレなデザインをするなんてほぼ不可能でした。
※商人の街関西なんだから、地域柄それは仕方ありません…
なので、僕は常にデザインの提案時に
- クライアントの要望を100%満たすもの
- 僕なら絶対にこの方が良い!と思うもの
- ①と②の折衷案
を提出していました。
そうすることで、大抵③の折衷案が通りやすいんですが…
そうなると、当然①と②のデザインは没になります。
なので、①は論外としても
②のデザインは、あくまでも自分のセンスや
企画を盛り込んでデザインしたものになるので
- デザインは完全に自分好み(自分のセンス)
- 自分が考えた企画やアイディアが入っている
- 想い入れがある分、プレゼンしやすい
ものになるんですね。
つまり、例え提案したデザインが没になっても
自分が良いと思う想い入れの強い作品を作ることで
それが、ポートフォリオ用の作品になるわけです。
そもそも、クライアントに言われるがままに
印刷入稿した案件というのは、あくまでも
クライアントのセンスであって自分のセンスではありません。
なので、クライアントに好き勝手振り回された
整理されていないデザインを作品集にしたところで
本当のスキルは見てもらえないし
そんな作品を持って面接に行くのは
どう考えても不本意でしょう。
そもそも、デザインの現場というのは、大半が
クライアントの言われるがままに対応しなければならない
いわゆる「やらされてる感」が満載なワケです。
しかし、どれだけ忙しくてもクライアントのことをしっかり考え
自分ならこうするというポイントを押さえながら
能動的に仕事することで、次第と「やらされてる感」がなくなります。
単にクライアントに言われたことだけを不満タラタラで作業する
自分のことしか考えられないデザイナーというのは
クライアントの評価も低くなりがちです。
つまり、いくら環境が劣悪なデザインの現場であっても
「やるか?」「やらされているか?」の考え方一つで
全然、作業の辛さも変わってくるんですね。
そもそも、クライアントや上司の指示は絶対なワケですから
不満タラタラで作業しようが、素直に作業しようが
作業をすることに変わりありません。
それなら、最初から気持ちよく作業する方が精神的にも楽だし
それこそクライアントに一泡吹かせてやろうと
クライアントが予想もしなかったアイディアを
自ら考えて提案する方がはるかにデザインを楽しめます。
だから、もしも今のあなたが不満タラタラで
デザインが精神的にしんどいと思って過ごしているなら
ちゃんとクライアントや上司に言われたことを考えて
あなたならではのアイディアをまとめ
能動的に仕事ができているか?
あなたならではの提案ができているか?を
ぜひ一度考えてみてください。
デザイナーはオペレーションから企画・プレゼン
ディレクションまでできて一人前。
いつも自分がプレゼンしたくなるような
たくさんの人に見て欲しいと思える作品を能動的に作る事で
面接時のプレゼンは、はるかにハードルが下がります。
想い入れの強い仕事は、何も考えなくても話せますからね…。
しかし、クライアントに言われたことだけを
ただ機械的にこなした仕事というのは
面接時に質問されても、正直、困るだけです。
※右から左に流した仕事はコンセプトも何もないから答えようがありません…
だから…
- やらされているという辛さから抜け出すため
- 自分らしさをデザインで表現するため
常に、自分で考えるということを放棄せずに
クライアントや上司の指示に良い意味で逆らう勢いで
「もっと良いデザインはないのか?」
「他にできることはないのか?」と考えながら
日々のデザイン業務を遂行してみてください。
たったそれだけのことですが…
日々の辛さが軽減されるし、転職の際には
面接時の作品選びに困らなくなります。
デザイン業界に未来はあるのか?
2000年からパソコンが普及し
アナログのデザインからデジタルのデザインになったことで
仕事のやり方も180度変わりました。
デジタルデータは確かにレイアウトや修正もしやすく
流用もできるので、違う視点から見ると
デザイナーの仕事は楽になり、簡単になりました。
しかし、今となってはパソコンは各家庭に一台あり
そこそこクオリティの高いイラスト、写真データなどの
無料素材も簡単にダウンロード可能。
ソフトウェアも充実したことで
誰でもある程度、デザインのレイアウトも
簡単にできる時代になってしまいました。
なので、パソコンが普及してからというもの
デザイナーとしての専門職の価値が
一気に急落した感があります。
さらには、これからAIが勝手にレイアウトを考えたり
イラストまで描いてしまう時代がくるかもしれません。
そうなると完全にデザインの仕事では
食べていけなくなります。
また、Webデザインの業界でもワードプレスのような
誰でも簡単にサイトが作れるCMSが登場したことで
一からHTMLを組んでサイトを立ち上げる必要もなくなり
Webサイトの構築費用は遅かれ早かれ
取れなくなってくるハズです。
※もう既に取れなくなってるかもしれませんが…
つまり、Webデザインですら、よほど差別化できる
特殊なサイトデザインが受注できるハイレベルな
制作プロダクションでない限り…
誰でも簡単に自分のサイトを作れる時代になったことで
Webサイトのデザイン費にお金をかけるクライアントは減り
デザイン業界の市場価値はさらに下がっていきます。
なので、これから先の時代に、デザインの力を
どういうカタチで生かすのか?ということを
真剣に考えて差別化できないプロダクションは
確実に倒産に追い込まれていくハズです。
零細企業の多いデザイン業界で次の時代を考え
先行投資できるだけの体力がある会社は
それほど多くはありません。
また、デザインという垣根を乗り越え
デザインを最大限に活かせる企画力のある
プロダクションも正直皆無に等しいです。
求人サイトを見れば分かりますよね。
広告制作会社だというのに、魅力的な求人広告を出してる
プロダクションがどれだけありますか?
正直、今の求人サイトを見て、求職者が行きたいと
思わせる会社がないこと自体、広告業界として終わっています。
自社のプロモーションすらまともにできない
制作プロダクションが多いデザイン業界で
あなたはこれからも働きたいと思いますか?
デザイナーとしてフリーランスを目指すなら
そんなワケで、グラフィックをするにしろ
Webデザインをするにしろ
僕がおすすめするのはフリーランスという働き方です。
しかし、フリーランスを目指すと言っても
そう簡単に独立できないのが、デザイン業界。
それは非常によく分かります。
じゃなきゃ、僕だって20年も
制作プロダクションなんかで仕事はしてません(笑)
ということで、ここからは「目指せ!フリーランス」
あなたの未来はこんなに明るい!という
気持ちが晴れやかになる話を
お伝えしていきたいと思います。
フリーランスデザイナーのメリットとは?
フリーランスデザイナーのメリットはたくさんあります。
- 自分がやりたい仕事だけできる(クライアントが選べる)
- スキルがどんどん上がり成長できる
- 制作費が自由に決められる
- 時間の拘束がない
- 作業場所も自由に選べる
当然、フリーランスになれば嫌な仕事は全て断れます。
正直、仕事が選べるというメリットは非常に大きいです。
※仕事が断れる状況を作る方法は後述します。
会社にいるとどれだけ納期がキツく安い仕事も
断れないですからね…
なので、納期がキツい激安な仕事を断ることで
あなたがやりたい単価の高い仕事を集中的にできるようになるので
作業効率も上がり、デザインのクオリティも上がります。
さらに、自分の時間が増えることで
隙間時間にスキルアップのための勉強として
セミナーなどに参加するという投資意欲も湧いてきます。
思考がポジティブになり
スキルアップのためのセミナーなどにも
積極的に参加するようになると…
知識が増えると共に、さらに新しい人脈も増え
会社に勤務していた時よりも
ビックリするほどスキルがアップしたり
活動範囲が広がります
フリーランスになると…
がんばった分だけ全て自分に返ってくるので
モチベーションも当然上がるし
もっと自分の価値を高めようと
自然とスキルアップしたくなるんですね。
また、デザインの制作費も全てあなたの裁量で決められます。
その辺は交渉力にもよりますが
予め制作費を提示した上で、制作依頼を受注すれば
もっと欲しかったのに…と後から悔やむこともありません。
フリーランスになれば、時間の拘束は完全になくなるので
定休日も自由に決められます。
土日に設定するも良し、平日に設定するも良し。
そこは抱えるクライアントとの動きにより
上手く調整することができます。
僕は「フリーランスなんだから、土日も休まず死ぬほど働け!」
というクライアントとは速攻縁を切りました。
そんなことを「言われる筋合いはない」からです。
制作環境のパソコン機材をノートパソコンにすることで
自宅だけでなく、カフェなど、いつでもどこでも作業ができます。
※守秘義務があるため、カフェでの制作はオススメできませんが…。
フリーランスになると、これまで同じようにしていた
デザインの環境もガラリと変わり、本当に
「今まで何だったんだ?」と思うぐらいデザインが楽しくなります。
何よりもこれまで長時間
会社に拘束されていたストレスから解放され
清々しい気持ちでデザインに取り組めるのがかなり大きい。
僕の経験上、良いデザインはストレス環境の中からは生まれません。
リラックスした楽しい状態でいる時こそ
デザインの神が降りてきます…(笑)
フリーランスデザイナーのデメリットは?
続いて、フリーランスデザイナーのデメリットです。
- 収入が安定しない
- 経理業務などの雑務が増える
大きなデメリットとしてはこれら2つがあります。
ある程度、固定クライアントを掴み
収入が安定してくるまでは、最低限の生活費を
確保しなければならないという不安が常につきまといます。
なので…
- あなたが付き合いたいクライアント
- あなたを頼りにしてくれるクライアント
が確保できなければ
フリーランスとして働くのは難しいです。
ただ会社勤めが辛いからと言って
いきなり会社を辞めてフリーランスを目指すのは
自殺行為でしかありません…
フリーランスデザイナーを目指すなら
副業でもして何かしら先に、あなたの収入源を確保し
ある程度生活できる基盤を築いてから会社を辞める方が安心です。
また、フリーランスになると税金対策や経理業務など
デザイン制作以外の雑務もする必要があるので
慣れるまでは少し大変です。
ただそれでも、時間的な余裕が十分あるので
雑務処理はそれほど負担に感じることはありません。
フリーランスデザイナーに向いている人
それでは、どんなデザイナーなら
フリーランスに向いているのか?
そのポイントもしっかり押さえておきましょう。
というのも、デザイナーだからと言って
誰でもフリーランスになれるワケではありません。
フリーランスのデザイナーに向いているのは…
- デザインの経験が豊富
- オリエンから納品まで一通り全ての経験をしている
- ディレクション能力がある
- クライアントとの折衝経験がある
- コミュニケーション能力が高い
上記ポイントで一番大事なのは
クライアントとの折衝経験です。
フリーランスになると
初回オリエンの打合せから納品までを
全て自分一人で段取りしながら
デザインのやり取りから納期、価格交渉までの
コミュニケーション能力が必要になります。
いくらデザインが出来るからと言っても…
これまで、ディレクターや社内の営業マンに
おんぶにだっこだったデザイナーは
フリーランスとしてやっていくのは凄く大変です。
なぜなら、フリーランスでやる以上は
クライアントの要望を的確に捉え、その要望を具現化する
企画力やディレクション能力が必要になるからです。
なので、経験値の低いインハウスのお抱えデザイナーでは
フリーランスで活躍するのはかなり厳しいと思います。
また、DTPオペレーターの場合は論外です。
そもそもDTPオペレーターはデザイナーではありませんから…
つまり、何かしら上司や外部からの命令でしか
動けないような仕事をしてきた人は先に
能動的に考える提案力を身につける必要があります。
言われたことをただやるだけの人間は
クライアントからの満足度も低く
そもそも言われたことをやるというのは
社会人として当たり前のこと。
フリーランスでやる以上は
クライアントの要望以上の企画・提案力が必要で
クライアントが期待するのは、正直その部分だけです。
なので、自分で考えるのが苦手という
オペレーター寄りのデザイナーは
フリーランスとして活躍できないので気を付けましょう。
逆に、クライアントとの打合せや印刷会社への発注業務
スケジュール管理から納品まで一貫した経験
ディレクション経験がある人であれば
フリーランスデザイナーとして十分やっていけます。
※最近は印刷通販があるので、印刷会社に発注する必要はありません。
フリーランスのデザイナーになりたいのであれば
日頃からクライアントとの打合せにも積極的に同行し
ヒアリング力やプレゼン力を磨いておきましょう。
仮に折衝経験が全くなくてもSNSやメールを効果的に使える
コミュニケーション能力の高い人なら
上手くやれる可能性は十分あります。
ただし、それでも最低限、社会人としての
メール文を書くマナーが備わってないと
クライアントに節度がない失礼な文面を送ることで
リピートがなくなるリスクもあります。
なので、日頃のメールも非常識と思われないような
社会人としてのマナーを磨き
正しく文章を書ける訓練をしておきましょう。
それさえできれば、クライアントを失うリスクも軽減できます。
デザイナーとして確実にフリーランスで生きていく方法
さて、ここからは僕がどうしてフリーランスデザイナーとして
嫌な仕事を断りながら、のんびりした毎日を送っているのか?
その答えをお伝えしたいと思います。
僕は現在、デザイナーとしてグラフィックの仕事をしていますが
同時に、ワードプレスを使ったWebデザインの仕事もしています。
さらには、
インターネット広告からの収入も得ています。
つまり、僕には収入源が3つあるワケですが…
やはり一番大きいのはインターネット広告の収入です。
ネットビジネスを実践して
インターネット広告の収入が安定的に入ってくるようになると
ある意味、収入源はネットから確保できるので
デザインの仕事は趣味の延長として
受けられるようになります。
趣味の延長として…と書くと
誤解が生じてしまうので訂正しますが…
自分が本当にやりたいデザインの仕事だけを
メインの収入源としてではなく、副業的に楽しんでできるので
まるで“趣味の延長のごとく”と例えたのです。
デザインの仕事がメインの収入源でなければ
無理してキツい仕事を受注する必要がなくなります。
なので、あなたが付き合いたいと思う
条件の良いクライアントだけを選び仕事ができるようになるんですね。
※クライアントが選べるというのは、ビジネスにおいてかなり重要です。
僕の場合は友人がクライアントなので
少し勝手が違いますが、それでも納期のキツい仕事
付き合いたくないエンドクライアントの仕事は全て断っています。
かと言って、自分に都合の良い仕事だけを友人から受けるのは
あまりにわがままだと思いますよね?
だから僕は、その代わりに制作費に関する要求は一切していません。
つまり、友人の仕事は全て友人が決めた
価格設定で仕事をしています。
※もちろんタダではやりませんよ…
それなら、友人も価格交渉で困る事もないし
僕は別で収入源があるので
友人の仕事が多少の小遣い稼ぎになって
好きなデザインの仕事ができれば、
僕はそれで良いわけなんですね。
友人からすれば、自分の利益をしっかり確保しつつ
無理のない外注費でデザインの制作が頼めるので
僕と友人との関係はWIN-WINでいられるのです。
しかし、逆にデザインの制作費だけで生活しようとすると当然
友人からの仕事も「もう少し制作費なんとかならんの?」と
お互いに気持ちよく仕事ができなくなります。
Webデザインにしても同じです。
ただし、サイトデザインに関しては
グラフィックデザインとは違って
レスポンシブ対応まできっちり面倒を見る必要があり
それなりに手間がかかる分、制作費は
しっかりともらうようにしています。
なので、僕はグラフィックデザインのスキルを活かし
Webデザインの仕事も受注し
インターネット広告からの収入もあるので
こうして毎日平和に好きなデザインの仕事をして
過ごすことができるようになったのです。
ネットビジネスというのは、僕が今書いている
ブログで記事を書きながら紹介報酬をもらう
インターネット広告を指します。
特にWebデザインの経験がある人は
ネットビジネスには非常に有利なので
会社を辞めたいけど、デザインは辞めたくない
と思っているなら、ぜひネットビジネスを
副業として視野に入れてみてください。
デザイナーにネットビジネスが有利なワケ
それでは、なぜデザイナーが
ネットビジネスに有利なのか?について説明致します。
Webデザイナーなら分かっていることですが
既にほとんどの企業がオウンドメディアを運営していますよね。
しかし、これからの日本社会は
少子高齢化がさらに進む懸念もあって
政府が副業を解禁したことにより
何かしら個人で稼ぐための手段を
身につけていく必要があります。
つまり、これからは企業だけでなく
個人で稼ぐためのオウンドメディアが
必須となる時代がやってきます。
そんな時代になってくると
これまでは企業のオウンドメディアだけを
デザインしていたWebデザイナーの仕事が
一個人をクライアントとしてデザインの仕事を
受注できるようになってきます。
しかし、Web制作のプロダクションが
わざわざ一個人のオウンドメディアを
制作することは到底あり得ないことだし
逆にそこまで、細やかな対応をするのは
会社レベルではまず無理でしょう。
そうなると強いのはフリーランスのデザイナーです。
オウンドメディアを個人で運営する時代になると
デザインの受注依頼は膨大な数になります。
もちろん、プロに頼まなくても自分でやるという人も出てくるでしょう。
しかし、所詮は素人のノンデザイナー。
プロにかなうハズがありません。
なので、Webデザイナーに限らず
平面のデザインを得意とする
グラフィックデザイナーのあなたでも
これからの世の中では十分個人の力だけで
稼げる市場が実はネット上には
山のように転がっているんですね。
つまり、今のうちにあなたのデザインノウハウを
活かせる環境をネット上に構築しておけば
それこそ、デザインという好きな仕事を続けながら
社畜生活を送ることなく今まで以上に
かなりお金を稼ぐことができるようになります。
ただし、ネットビジネスで稼げるようになるには
半年から一年ぐらいの時間が必要なので
もしも今、あなたが会社を辞めたいと思っているなら
もう少しだけ会社でのキツい仕事を我慢しながら
副業としてネットビジネスを始めましょう。
ネットビジネスを実践し、確実に稼げる手段が身に付けば
それこそいつでもすぐに独立開業することができます。
しかも、独立後は
- 好きな仕事を
- 好きな人とだけ
- 好きな場所で
- 好きな時間に
することができるのです。
そんな環境が手に入ったら最高だと思いませんか?
言ってしまえば、僕は今まさに
そんな環境を手に入れているんですね。
あなたにも今から始めれば1年後には
僕と同じ環境を作ることができます。
あとは、あなたがやるかやらないか決断するだけ…
世の中には「フリーランス」を応援してくれる
こんなサービスもありますので、興味のある方は
ぜひ一度、のぞいて見てください。
デザイナーはやめとけ!と、僕はあえて言わない
バブル崩壊直後、業績の悪化と共に
次々とリストラされる社員のニュースを見て
手に職を付けようと私はデザイナーになる決心をしました。
確かにデザインの現場は過酷だし
僕の場合に限っては20年
それほど良い思いもできませんでした…
しかし、そんな辛い過酷な現場でも
必死にデザイナーとして成長しようと
もがき苦しんできたからこそ
デザイン制作のスキルだけではなく
ディレクション能力やコミュニケーション能力も身に付き
今はこうしてフリーランスとして独立することができています。
デザインのスキルを活かせる場所は
これからも無くなることはありません。
ただ、日々のルーティンワークに追われ
毎日遅くまで身も心も疲弊する環境にいつまでも
身を置いているとどんどん時代遅れになっていきます。
僕はデザインを通じ、常に新しい情報を発信する
広告業界にいたにも関わらず
長時間会社に拘束されていたことで
身も心も疲弊し、何事にも無関心になったことで
新しい情報がインプットできず
どんどん時代遅れになっていきました。
なので、Web制作を学ぼうと学校に通った時
今はこんなに進んでいるのか?と
かなりのカルチャーショックを受けた経験があります。
そういうことは本当に会社以外の外部の人間と
接点を持たないと気付くことができません。
業界の情報を収集するのに最適な手段としては…
- デザイン関係のセミナーに参加する
- 就活する
これら2つの方法があります。
デザイン関係のセミナーに参加すれば
様々な知識を学べるだけではなく
懇親会を通じて新しい人脈も築けます。
また、転職するしないに関わらず、就活することで
自分の市場価値、他の会社がどんなことに
力を入れているかを知ることができます。
いずれにしても他者ができない
あなただけのデザインスキルを磨くことで
この先、ネットを活用したビジネスでも
あなたのスキルは十分に活かせるので
今、どんなにデザインの現場で辛い思いをしていても
そのスキルを必ず他で活かせると信じ
己の力を磨く事だけに専念してください。
既に経験が豊富で素晴らしいデザインのスキルを
持っているあなたは、そのスキルを他で活かす方法を…
デザインは好きだけど、まだまだ未熟というあなたは
自分の好きなことがいつまでも続けられるだけの
スキルを磨くことだけを意識して、日々の業務をこなしてください。
会社で出世することだけ考えず、あなたのやりたいことを
フリーランスとして実現する夢を新たに持てば
仕事への意欲や考え方も自然と変わっていきます。
なので、今、デザインの制作現場で苦しんでいるあなたは
単に会社の環境が悪かったり、ブラックな業界に
身を置いてしまっているというだけなので
デザインが好きという気持ちを持っているなら
デザイナーとしての道を諦めるのではなく
あなたが好きなデザインの仕事を続けられる
新たな環境を作ることを考えてみてください。
そうすれば、好きなデザインの仕事を続けながら
身も心も疲弊することなく僕のように楽しい毎日を
過ごすことができるようになります。
デザイナーが辛いのは全て環境のせい
デザイナーに限らずクリエイティブな仕事をしている人は
基本的に劣悪な環境に身を置きがちです。
デザインにしろ、音楽にしろ
こだわりが強くなればなるほど制作時間は
どんどんかかるし、それは仕方ありません。
特に好きでやっている場合は
自分が納得できるまでとことん詰めたくなるのが
クリエイティブ職の宿命。
まぁ、こだわりのない人はクリエイティブ職には
向いていませんからね…。
しかし、自分のこだわりとは別に
クライアントの無茶な要望やスケジュールの変更
決定権のない担当者のどんでん返しなど
クリエイター自身でコントロールできない
外的要因が多いのも劣悪な環境になってしまう原因です。
僕はいつも金曜日の夕方にクライアントから
電話がかかってこないか怯える毎日を過ごしていました。
金曜日の夕方に修正を頼まれ
月曜日の午前中出しとか言われたら
週末は休日出勤しなければならず
下手したら12連勤になる可能性もあるからです。
ただでさえ平日は終電まで帰れない
生活を送っているのに
土日まで休めなかったらまさに地獄。
身も心も疲れ果て、モチベーションが下がった状態で
クライアントが喜ぶようなデザインなんて
できるワケがありません。
つまり、デザインするのが辛い理由は
全てこうした外的要因や環境のせいであって
あなたのせいではないんですね。
なので、どうしてもデザインするのが辛いと
精神的に追い込まれたら
デザイナーを辞めたいと思うのではなく
あなたの環境をまずは変えることを
僕は強くおすすめします。
なぜなら、デザイナーとしてのスキルは
ハッキリ言って、どんな場所でも十分活かせるし
あなたはデザインが好きでデザイナーになったんですよね?
デザイン業界の劣悪な環境に身を置くことで
せっかく好きでなったデザイナーの道をそう簡単に
閉ざしてしまうのは、あまりにももったいないと私は思います。
それならば、劣悪な環境に身を置かずとも
あなたの好きなデザインをいつまでも
続けられる環境を自分で構築する方が
よっぽど楽しく、やりがいのある人生を
送ることができるようになります。
デザイナーを辞めたいと思ったら…まとめ
今回は会社勤めのデザイナーを辞めたいと思ったら
「こんな選択肢もあるよ…」ということで
仕事が選べるフリーランスデザイナーになる方法を
簡単に解説しました。
正直、僕もネットビジネスを始めるまでは
こんなカタチでデザインのスキルが
活かせるとは思っていなかったし
そんな世界があることすら知りませんでした。
なので、ある意味、Webデザインの制作知識を
学んでおいて良かったと思っています(笑)
ネットビジネスとしてネット上で
デザインのスキルを生かそうと思うなら…
やはり、平面のグラフィックデザインだけよりは
多少Webデザインの知識を学んでおく方が
仕事の幅は断然広げやすくなります。
なので、会社勤めをしながら
Webデザインの知識を習得するのは
かなり至難の業だと思いますが…
それでも、休みの日にWebデザインの制作を学べる
セミナーなどがあれば、ぜひ積極的に足を運んでみてください。
たったそれだけでも、かなり仕事の幅が広がります。
ある意味、グラフィックデザインができるWebデザイナーは最強です。
Webデザインの制作知識さえ学んでおけば…
例えあなたがコーディングできなくても
Webデザインだけを自分で作り残りの作業は「えい!や〜!」と
他の人に任せることもできます(笑)
もちろん、外注に頼むならディレクション能力は必要になりますが
この先、需要が広がるのは間違いなく紙媒体ではなく
Web媒体や、何かしらこれから登場してくる新媒体です。
グラフィックデザインの経験さえあれば…
一通りのデザインはすでにできるだけのスキルがあるので
そのスキルを活かせる、違う方向にシフトしながら
新たな活躍の場を自分で模索する方が
この先全く明るい未来が想像できない
ブラックなデザイン業界で身も心も疲弊しながら
奴隷のような生活を強いられるよりも
よっぽど良い生活を送ることができるようになります。
先にもお伝えした通り、デザイン業界の未来は真っ暗です。
少子高齢化がさらに加速し、生産性が下がる
これからの日本社会で景気が今以上に良くなることは
どう考えてもあり得ません。
つまり、企業のプロモーションとして受注する
デザインの制作費 = 広告宣伝費が昔のように
ガッツリ取れる時代は、この先も絶対にくることはありません。
なので、企業相手に二転三転するデザインの修正に
無駄な時間を割いて毎日遅くまで過ごすよりは
これから個人のオウンドメディアが必須となる
新しい時代のデザインができる環境を
構築しておく方がよっぽど生産性が高く
あなたの想い描く理想の生活を過ごせるようになります。
会社勤めしながら副業としてネットビジネスを実践するのは
かなりキツいということは私も十分理解しています。
しかし、だからと言って、今のまま身も心も疲弊する
ストレスしかないデザインの現場に固執したところで
明るい未来が訪れる可能性はかなり低いです。
僕はそんな制作現場に見切りをつけ、独立したおかげで
好きなデザインを続けながら、会社に縛られないという
ある意味、ストレスのない自由な生活を手に入れました。
デザインの仕事は何も会社勤めしなければ
できない仕事ではありません。
今や、インターネットの普及で、家にいながらでも
クライアントとコンタクトを取り、打合せに行かずとも
制作から納品までできる非常に便利な世の中です。
グラフィックデザイナーはデザインのスキルだけでなく
パソコン操作のスキルもすでに身に付いているわけですから
インターネットを活用したビジネスをしないのは
正直、非常にもったいないし、あなたは時代の流れに
取り残され確実に損をしています。
ということで、これ以上はあなたにお伝えすることは
何もありませんが、少なくとも僕が言えることは
今、デザインが辛い、会社を辞めたいと思っているなら
これから先のことを考え、デザイン制作プロダクションで
デザインをするということだけに固執せず
自分の力だけで明るい未来を切り開くということも
視野に入れて考えてみてください。
とは言え、あなたが行動を起こさないことには
あなたの未来は何も変わりません!
ということで、
最後までお読みいただきありがとうございました。